08 November 2018

モーツァルト・マチネ、ハーゲン、そしてノット&東響

この季節って、結構お花が楽しめるんですよね。

先日訪れた浜松の 「浜名湖ガーデンパーク」 では、色とりどりのコスモスやダリアがちょうど見頃でした。

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秋に咲く花はやっぱり秋の空や日差しに合うから不思議ですwink

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さて、忘れないうちに最近の演奏会メモhappy01pencil

10月はスダーン&東響のモーツァルト・マチネと、ハーゲンを聴いてきました。

モーツァルト・マチネ 第35回

【 曲目 】
モーツァルト:
交響曲 第34番 ハ長調 K. 338
交響曲 第38番 ニ長調 「プラハ」 K. 504

(2018年10月6日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

当初発表されていた曲順(38番→34番)と逆になりましたが、こちらのほうがしっくりくるような気がします。

34番は聴いたことあったかな?
2楽章は上品なシルクのようなアンサンブルにうっとり。
3楽章はハイドンやメンデルスゾーンを思わせるところも。

「プラハ」はつくづくモーツァルトのいろんな要素が詰まっている曲だなー、と。
終楽章は躍動感のあるダイナミックな演奏。

細部までじっくりと味わえる、これぞスダーン&東響のモーツァルト!に大満足の休日でしたhappy01

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〈ポリーニ・プロジェクト II〉

ハーゲン・クァルテット

【 曲目 】
ウェーベルン:弦楽四重奏曲(1905)
ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5
ウェーベルン:6つのバガテル Op.9

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op.131

(2018年10月13日 / トッパンホール)

ヴィオラのヴェロニカ・ハーゲンさんが腕の負傷のため来日不可能となり、代役はルツェルン管でもよくお見かけするアイリス・ハーゲン=ユダさん。

プログラムも変更になりました。

当初は前半がベルクの弦楽四重奏曲とウェーベルンの弦楽四重奏のための5つの楽章という "果たして私に違いがわかるだろうか?" 的なプログラムでしたが、前半がウェーベルンに統一されました。
(こうなると、ベルクも聴きたかった!coldsweats01

息が合うなどというレベルを超越した最強のアンサンブル。

特に後半のベートーヴェンは、筋肉質な音の塊にぐいぐいと引っ張られていく感じが何ともエキサイティング。
かといって熱くなるのではなくあくまでもクールで知的なのです。

鍛え抜かれたひとつひとつの音が抜群のバランスで一体となって押し寄せてくる、圧倒的な演奏でした。

ポリーニ・プロジェクトの一環ということもあり、客席にはポリーニの姿もありました。

今年はリサイタルには行けなかったので、お元気そうな姿が見られただけでも嬉しくてlovely

初めてのトッパンホールは素晴らしい室内楽ホールでしたが、最寄駅からのアクセスがもう少しよければなぁ・・・などとぼやきつつも、演奏会の後は神楽坂のお気に入りのイタリアンが恒例化しそうな予感も(笑)

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そして、最後は先週末の感動がまだ冷めやらぬノット&東響。

指揮:ジョナサン・ノット
ピアノ:ヒンリッヒ・アルパース
東京交響楽団

【 曲目 】
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調
ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調

(2018年11月3日 / サントリーホール)

ロマンティック系の大曲が2曲。
指揮者とオケが相当タフでないとできないプログラムですよね。

今回のブラームスを弾くヒンリッヒ・アルパースとノットとの出会いもなかなかロマンティックです。
数年前にアルパースのほうから 「あなたのために演奏したい」 というアプローチがあり、バンベルクのホールで聴いたアルパースの演奏にノットはとても感銘を受けたそうです。

そのブラームスのピアノコンチェルトは、今までの重厚感のあるイメージを覆されるような自然美を感じる演奏でした。

体格のいいアルパースは、力や感情をこめて弾くのではなく、粒のそろった鮮明な音で魅了していきます。
難曲にもかかわらず、淡々と演奏しているイメージ。

深い森の中で暖かい木漏れ日を浴びているようなブラームスに胸が熱くなりました。

東響にはブラームスよりのシューマンのほうが合う、と勝手に思っていましたが、こうなるとブラームスももっともっと聴きたい!

ホルンも素晴らしかったし、伊藤さんのチェロにもやられましたconfidentheart01

アルパースのアンコールは、ブラームス:3つの間奏曲op.117-1。
すべての細胞がステージのピアノの音に集中した瞬間でした。

ノットの心を動かしたピアニスト・・・納得です。

ラフマニノフは、前半の大曲の疲れを感じさせない演奏。
いや、それどころか、楽章が進んでいくにつれ "もしかしたら東響はノットの要求以上のことをやっちゃってるんじゃないだろうかhappy02" と鳥肌が立ってしまうくらい集中力の高い演奏を聴かせてくれました。

この満ち足りた時間がいつまでも続いて欲しい・・・そんな熱い思いが何度も押し寄せてくるような夜でした。

スタンディングに応えてステージに現れたノットは疲れも見せず本当に嬉しそうでした^^。

いつも感動をありがとうnote

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10 October 2018

八ヶ岳チェンバーミュージック・コレクション 2018

芸術の秋。
まだまだ暑い日もありますが、空に浮かぶ雲を見上げては深まる秋を感じていますconfident

今年も八ヶ岳チェンバーミュージック・コレクションを聴きに行って来ましたnote

聴いたのは初日のサクソフォン四重奏と弦楽四重奏。

八ヶ岳チェンバーミュージック・コレクション 2018

高原のパリ音楽祭 没後100年 ドビュッシー頌
~印象派・象徴派とその時代の室内楽

♪ 1日目 第2回「サクソフォン四重奏」

【曲目】
ドビュッシー:月の光
ピエルネ:民謡風ロンドの主題による序奏と変奏
ラヴェル:ボレロ
ドビュッシー:小組曲
ラヴェル:ソナチネ

演奏: ルミエ・サクソフォンカルテット
住谷美帆(ソプラノサクソフォン)
戸村愛美(アルトサクソフォン)
中嶋紗也(テナーサクソフォン)
竹田歌穂(バリトンサクソフォン)

ピエルネ以外はすべてサクソフォン用にアレンジされたものですが、ボレロをはじめどれも完成度の高い演奏で、それぞれのパートの音色をじっくりと楽しむことができました。

若くて美しい4人の女性が奏でているとは思えないほど力強いアンサンブルもあって、これから益々注目されそうな予感shine
おそろいのドレスも素敵でしたlovely

♪ 1日目 第3回 「弦楽四重奏」

【曲目】
ドビュッシー:弦楽四重奏曲
ラヴェル:弦楽四重奏曲

【演奏】
西江辰郎(ヴァイオリン)
白井麻友(ヴァイオリン)
青木篤子(ヴィオラ)
富岡廉太郎(チェロ)

この音楽堂でドビュッシーとラヴェルの弦楽四重奏が聴けるなんて嬉しい♪
しかも、今回はヴィオラに東響の青木さんがheart02

ベテラン(西江さんと青木さん)のお二人と若い二人がいい刺激を受け合いながら "アグレッシブな攻めの演奏" を聴かせてくれました。

作曲家の思いが無駄なく込められている弦楽四重奏のライブは聴けば聴くほど味わいがあり、まさに至福のひととき。
しかも、自然に囲まれた小さな室内楽ホールで、間近に演奏者の "気" を感じることができるのもこの音楽祭の最大の魅力です。

アンコールは、武満徹編曲による弦楽四重奏版の「枯葉」。
チェロの富岡さんが是非やってみたかった曲だそうです。

また是非このメンバーで聴きたいと思いましたhappy01

(2018年9月15日 / 八ヶ岳高原音楽堂)

ディナーをしていたレストランで、さきほど演奏を終えたばかりの4人の奏者をお見かけしたので、帰り際に感動を伝えました。
西江さんはニコニコとリラックスしていて、青木さんとはノットのお話もちょこっとさせていただき、もう感激happy02

いい思い出になりました。

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ところで、昨年はまだ制作途中だったチェンバロが・・・、

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今年は完成していましたsign01

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八ヶ岳高原音楽堂開館30周年を記念して地元八ヶ岳産の樹齢110年のカラマツから作られた「八ヶ岳カラマツチェンバロ」。

写真ではなかなか伝わらないけど、とってもあたたかいぬくもりを感じるチェンバロです。
早く音色を聴いてみたいnote

室内楽は3年連続の雨でしたが、翌日はお天気もよくなったので、ホテル周辺を散策したりまた音楽堂のほうへ行ってみたり。

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八ヶ岳の名峰たちが雄姿を見せてはくれるのはいつのことやらcoldsweats01

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さて、本日でこんぐらは22周年になりましたbirthday

アバドのお誕生日と命日、そしてこんぐら記念日だけは頑張って更新していきたいと思っていますsmilerock

って既にそうなりつつあるからシャレになら~ん(笑)

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23 August 2018

フェスタサマーミューザ ~つづき~

今年の夏は気候の影響で野菜の高騰が続きましたが、それでも定番の野菜はよく売れていたように思います。
最近は売り場に並ぶ野菜の種類も増え、さらに品種も増えて、それぞれの名前と味の特徴を覚えるのが一苦労coldsweats01

最もよく聞かれるのはトマト。
とにかく品種が沢山あって(昔は、ファーストトマト、桃太郎、ミニトマト、くらいの分類だったと思うけど^^;)、同じ品種でも産地によって品名を変えたりするので、お客様の好みを聞いて勧めています。

とうもろこしもよく味の違いを聞かれます。
売り場に並ぶものを大きく分けると、ゴールデンコーン(定番の黄色い粒)、シルバーコーン(白い粒)、バイカラーコーン(黄色と白が混ざったもの)の3つで、それぞれ特徴もあるにはありますが、はっきりいっちゃうと今のとうもろこしはどれも甘くて美味しいです!(笑)

とうもろこしと言えば、先日こんなことが・・・。

「今の若い子は何も知らないねー、まったく」
とブツブツ言っているおじいさんがいたので

「どうかなさいましたか?」
と聞いたら、しばらく私をジーっと見て

「あんたなら知ってるじゃろ。あそこにある白いとうもろこし、あれは餅じゃろ?」
と言われ目が点になりました。
(ちなみに売り場にあったのはピュアホワイトという品種)

「餅?・・・ですか?」

「そうだよ、あれはトウモロコシじゃなくて餅なんだよ」

(むむむ、これは逆らってはいけないパターンかもしれないsweat01。あれは餅!ということにしよう)

「そうなんですか!今度食べてみますねhappy01

「あー、んまいよ。あれは餅だから」

そう言って何やら満足げに帰って行きましたが、あとで確認したところ、なんと "白もちとうもろこし" というものがあることを知りました。
もしや、あのおじいさんはこの白もちとうもろこしのことを言っていたのか!・・・いや、たぶん違うな・・・、でも

「確かに "白もちとうもろこし" ってありますよね」

ってひとことが言えたなら!

くーっbearing

何年たっても日々勉強不足を痛感ですな。

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さて、フェスタサマーミューザのつづきです。

フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2018
神奈川フィルハーモニー管弦楽団

絶品フレンチⅡ ~天才サン=サーンス~

【 出演 】
 指揮:川瀬賢太郎
 ヴァイオリン:神尾真由子
 パイプオルガン:大木麻理

【 曲目 】
 サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」 からバッカナール
 サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番
 サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」

(2018年8月3日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

先日のオープニング・コンサートも今回の神奈川フィルもチケットは完売。
他にも完売したコンサートがあり、フェスタ サマーミューザも今後ますますの盛り上がりを期待しちゃいますね。

さて、今回はオール・サン=サーンス・プロ。
なかなか聴く機会がないような気がしますが、真夏のサン=サーンスはなかなか粋でありました。

ヴァイオリン協奏曲は、神尾真由子さんのテクニックがオケをぐいぐいと引っ張る感じで、時にのびやかにまた時に美しく、ヴァイオリンの音の深さに魅了されました。
ただ、最初からピッチがやや高めに感じたのは意図的なものなのか・・・それが最後まで気になってしまって。

交響曲第3番は、第1楽章第2部の祈りを捧げたくなるようなパイプ・オルガンと弦の調べに泣けました。
もちろん、2楽章の荘厳なオルガンの音色(まさに音の大伽藍!)と金管のファンファーレも圧倒的。
この曲でしか味わえないサウンドをミューザでたっぷりと堪能しました!

ところで、この演奏会の何日か前、指揮者の川瀬氏のツイッターに

「8月「3日」に、サン(3)=サーン(3)スの「3」の付く協奏曲と「3」の付く交響曲を「33歳」の指揮者が振ります。」

というツイートがあり、思わず笑ってしまいましたが、今になってみると "もしや、計画的だったのではcoldsweats01" と思えてなりません(笑)

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フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2018
東京都交響楽団

鬼才ミンコフスキのくるみ割り人形

指揮:マルク・ミンコフスキ
児童合唱:TOKYO FM 少年合唱団

チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」(全曲)

(2018年8月5日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

当初は一部カットを入れて演奏する予定だったようですが、最終的にノーカットになったようです。

「くるみ割り人形」の音楽は世界観があってチャイコの魅力も満載。

ミンコフスキ&都響は表現力も多彩で本当におとぎ話の中にいるようなファンタジックで心地良いテンポ感の演奏。
木管も秀逸。

「雪片のワルツ」では雪の精たち(TOKYO FM 少年合唱団)の涼やかで透明感のある歌声が素晴らしかった~!

ところで、バレエとしてのくるみ割り人形はというと、(新演出で賛否両論を生んだといわれる)ゲルギエフ&マリインスキーのDVDを年末によく観るので、クララと王子が目に浮かぶのはともかくとして、アラビアの踊りでは蛇の踊り、葦笛の踊りでは可愛らしいミツバチの踊りが浮かんでしまい、一度正当な演出を見てみたいと初めて思いました。

ゲロンティアスの夢で始まりクララの夢で終わった夏・・・素敵な夢を見させてもらいましたhappy01

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07 August 2018

ゲロンティアスの夢とフェスタサマーミューザ前半

こんなに涼しいのは何日ぶりでしょうね。(ちなみに今日は8/7^^)
猛暑続きでこのところ少々バテ気味でしたが、"みんな同じ暑さの中で頑張ってるんだ!" と思うと文句ばかりも言ってられず・・・みなさん本当に毎日お疲れ様ですhappy02

先月はノット&東響で 「ゲロンティアスの夢」 を、そしてその1週間後に始まったフェスタサマーミューザでは3公演を楽しんできたので簡単に感想を書いておきたいと思います。

東京交響楽団 川崎定期演奏会 第66回

【 出演 】
 指揮者:ジョナサン・ノット
 テノール:マクシミリアン・シュミット
 メゾ・ソプラノ:サーシャ・クック
 バリトン:クリストファー・モルトマン
 東響コーラス(合唱指揮:冨平恭平)

【 曲目 】
 エルガー:オラトリオ「ゲロンティアスの夢」 op.38

(2018年7月15日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

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この曲、実は今まで聞いたことがなかったので予習を兼ねてバレンボイム&シュターツカペレ・ベルリンのCDを購入。
エルガーにこんなにも感動的な作品があったとは!
たちまちお気に入りとなり演奏会がますます楽しみになりました。

実演はそれはそれは素晴らしく、ノットが7歳の時に感銘を受けたこの作品を今回初めて指揮するにあたっての意気込みが、ソリスト、合唱、オケ、すべてと呼応し合って一体感のある壮大なステージを作り上げていました。

パルシファルを彷彿とさせるかと思いきや、その世界に浸ろうとする一歩手前でエルガーの高貴さがふっと現れてそれが何とも心地よい感じ。

音楽はドラマティックな中にもどこをとっても耳に体にスーッと馴染んでくるような優しさがあり、合唱が加わると大きな自然のうねりの中にいるような気持ちになりました。
ソリストもそれぞれ素晴らしく、シュミットはこの曲にぴったりという印象。

演奏が終わったあとのしばしの静寂は、ゲロンティアスの死後の世界を音楽と共に旅した観客の "まだ夢の中を彷徨っていたい" という気持ちからでしょうか。
あー、でも終わってしまったんだ。と夢から覚めて一息ついたところで拍手が起こりました。
素晴らしい "間" に泣けました。

ノットは鳴り止まない拍手に応えてソリスト達と一緒に何度もステージに現れ、いつにも増して満足そうhappy01

とても濃密で充実したひとときでした。

余談ですが、休憩時に東響コーラスの女性の方々とお話をする機会がありました。
いつも東響コーラスの合唱に感動していること、今回はもちろん復活やドイツレクイエムも素晴らしかったことなどを伝えると、みなさん「とても励みになる」と喜んで下さいました。

暗譜についても大変ではないかと尋ねてみたことろ、今回はソリストさんたちにもびっくりされたとか。180ページにおよぶ分厚いスコアも見せていただきましたが、名演の陰にはこうした一人一人の並々ならぬ努力があるのだと改めて感動。
みなさん、とっても明るくチャーミングで気さくな方ばかり。
ますますファンになりましたheart04

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そして翌週はフェスタサマーミューザのオープニングコンサートへnote

しっかし、前回の定期とこのフェスタの振れ幅の大きさといったら!

今年もオープニング・ファンファーレ(三澤 慶:「音楽のまちのファンファーレ」~フェスタ サマーミューザ KAWASAKIによせて~ )から聴きました。

フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2018
東京交響楽団オープニングコンサート

【 出演 】
ノット&東響 × JAZZ スーパースターズ

ジャズ・トリオ ♪
大西順子(ジャズ・ピアノ)、井上陽介(ベース)、高橋信之介(ドラムス)

ジャズ・バンド ☆
トランペット / 鈴木正則 、山下真一、二井田ひとみ、吉澤 達彦
トロンボーン / 中川英二郎 、半田信英、笹栗良太
バス・トロンボーン / 野々下興一
アルト・サックス / 本田雅人、真野崚磨
テナー・サックス / 庵原良司、三木俊雄
バリトン・サックス / 鈴木圭

【 曲目 】
ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー ♪
リーバーマン:ジャズ・バンドと管弦楽のための協奏曲 ♪☆

ナンカロウ:スタディNo.1、No.7
バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」からシンフォニック・ダンス

(2018年7月21日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

いやー、今になって思い返せば返すほど、なんて贅沢なステージだったんだろう、とため息が出ちゃう。

「ラプソディ・イン・ブルー」 は、大西さんの圧倒的な即興演奏の大サービスのお陰で、予想演奏時間の倍以上も楽しむことができました。

リーバーマンの協奏曲は、楽章ごとにジャズ・バンドとオケが交互に演奏されるので、1粒で2度美味しい的な楽しさが。
滅多に見られないステージに興奮!

ナンカロウはちょっとヒンデミットっぽい感じも。

バーンスタインの生誕100年ということでプログラムに取り上げられた 「シンフォニック・ダンス」 は、きっとブラインドで聴いたらバーンスタイン&ニューヨークフィルの演奏だと自信を持って言ってしまうくらいダイナミックさと美しい弱音にやられました。

この日のコンマスは水谷さん。
トランペットは澤田さん。
澤田さんのフラッター、カッコよかった!

前回のエルガーと今回のジャズを聴いて、ノット&東響の可能性はまだまだ果てしないぞ!と強く確信しました。

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フェスタでは、このあと神奈川フィルと都響を聴きましたが、こちらの感想はまた次回にhappy01

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26 June 2018

感謝の日♪

アバドのCDを開けると、ケースからヒラリと色褪せた紙が落ちてくることがよくあります。
そのCDが発売された当時の音楽雑誌(たぶんほとんどが「レコード芸術」)に載ったディスク評を切り抜いてたたんで大切にケースにしまっていた時期があって、最近はそんな紙切れ(といっては失礼かcoldsweats01)でさえも愛しくてじっくりと目を通しては懐かしんでいます。

こんな対談形式のCD評とか・・・
(ちなみにNOW PLAYING♪)

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レコード・アカデミー賞を取った時も^^;・・・

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読むと聴かずにはいられなくなるディスクも・・・
(久々に聴いたシャハムとのブラームスに圧倒された~happy02

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いつしかケースの締まりが悪くなるからという理由でやめてしまったようですが、もっと続けていればよかったな~(と激しく後悔)。

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さてさて、「クラウディオ・アバド&ベルリン・フィル~ドイツ・グラモフォン録音全集」が発売になるようですね。
なんと、60枚組!(笑)

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ベルリンフィルとのCDは全て持っているはずなので、他に購入する理由を必死で考えているのですが、今のところ "素敵な外箱が欲しいからlovely"(↑写真) 以外思い浮かびませんcoldsweats01

今夜は、お気に入りのフランチャコルタを開けてマエストロのお誕生日に感謝したいと思います。
シェレンベルガーが "響き渡るシャンパンのような音楽" と言った「ランスへの旅」を聴こうかな。

Buon compleanno, Claudiobirthday

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28 April 2018

ノット&東響のブル9やロッシーニなど

いい気候になってきたので、我が家に職場の仲間や女子高時代の友人達を招いては毎週のようにランチパーティ(という名のおしゃべり会coldsweats01)をしています。
せっかくリフォームしたので、片づけがラクなうちに一度呼んでおかないとね。

まずはオードブルでテンションを上げて、あとは適当にパスタなどを作り、後半は別腹でずーっとデザートタイム(笑)

ある時のオードブルはこんな感じで・・・、

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またある時はこんな感じ(ってほとんど同じだよ^^;;;

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次は小鉢を沢山並べた和ランチにしようかな~・・・って相変わらず食べること考えてる時が一番幸せだわcoldsweats01

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さて、最近の演奏会から。

ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団
名曲全集第135回

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【 出演 】
指揮:下野竜也
ヴァイオリン:三浦文彰

【 曲目 】
兼田 敏(中原達彦編):パッサカリア(管弦楽版)
シューマン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
シューマン:交響曲第3番 変ホ長調 作品97「ライン」

〈アンコール〉
シューマン 作曲 / 野本洋介 編曲
「天使の主題による変奏曲」からテーマ

(2018年3月18日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

1曲目は 「吹奏楽のためのパッサカリア」 として学生時代によく聞いた曲の管弦楽版。しみじみと懐かしく青春時代を思い出しながらも、管弦楽版のほうがこの曲の魅力が引き出される気がしました。まぁ、オケが巧いからですけどね♪

そしてシューマン。
ただでさえ素晴らしい東響のシューマンが、下野さんの指揮によってさらに力強さと味わい深さを増し、聞き惚れているうちにあっという間に終わってしまいました。

アンコールは、シューマンのピアノ曲 「天使の主題による変奏曲」 を読響の打楽器奏者である野本洋介さんが編曲したもの。
それを下野さんの紹介&指揮で東響が演奏するって、何だかいいですよね^^。

三浦文彰のヴァイオリンも冴えわたっていました。

下野さん、またミューザに東響を振りに来て下さ~いhappy01heart04

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そして、いよいよ今シーズン初のノットです。

東京交響楽団 川崎定期演奏会 第65回

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【 曲目 】
マーラー:交響曲 第10番 から アダージョ
ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調 WAB109

指揮:ジョナサン・ノット

(2018年4月15日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

昨年のブル5は気合いを入れて2公演とも聴きに行ったのですが、今回は1公演に集中することにしました。

壮絶なブル9でした。
今まで聴いたノット&東響のブルックナー(2番、3番、5番、7番、8番)を凌駕するスケールの大きさと完成度の高さ。
激しい2楽章にも舌を巻きましたが、アダージョはノットと崇高な音楽によってオケが高みに導かれていくような気さえしたほど。
客席にもこれ以上ないほどの集中力が漂っているのを肌で感じました。

そして私は言うまでもなく、アバドのブル9を思い出して涙が・・・weep

ミューザでこんなにも素晴らしい演奏が聴けて本当に幸せです。
東響すごいぞup

ところで、ノットはシーズンプログラムが発表された時の会見で、今回のプログラムの曲順について、

"マーラー10番のあとに休憩をはさんでブルックナー9番を演奏するか、それともブルックナー9番のあとに2分の静寂があってそれからマーラー10番を演奏するか"

を決めかねていたようです。

ノットだったら、是非とも後者の順番で聴いてみたかった気もしますが、それはまた次の機会に是非!

あ、ブル9に集中しすぎてマーラーの感想を忘れちゃった^^;

この日は、会場でノット&東響のCD(春の祭典)と東響のオリジナル・トートバッグを購入しました。

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そして翌週は、ロッシーニ&シューベルトnote

東京交響楽団 名曲全集第136回

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【 出演 】
指揮:ジョナサン・ノット
ファゴット:福井蔵(東京交響楽団首席奏者)

〈ソリスト・アンコール〉
ウェーバー:アンダンテとハンガリー風 ロンドop.35からロンド

【 曲目 】
ロッシーニ:歌劇「絹のはしご」序曲
ロッシーニ:ファゴット協奏曲
シューベルト:交響曲第6番

〈アンコール〉
ロッシーニ:歌劇「セビリヤの理髪師」序曲

(2018年4月22日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

先週は "さぁ、いよいよブル9だぞーrock" と気合を入れて臨みましたが、今回はおまけの演奏会くらいの軽い気分で出掛けました(失礼!)。
ところが、これがもう期待以上でhappy02

ロッシーニは、アバドで聴き馴染んだヨーロッパ室内管かそれともマーラー管か、ってくらい完璧なアンサンブル。
リズム感も抜群で東響もついにここまできたかnotes という嬉しい驚きの連続でもう感無量でした。

ファゴット協奏曲とソリストアンコールは、福井さんはもちろん、伴奏のファゴットも光っていたのが印象的。
絹のはしごのオーボエといい、東響の木管セクションの素晴らしさをノットが余すことなく披露してくれたような演奏会でした。

年末のモーツァルト3部作シリーズが終わったら(ちなみに今年のフィガロで終わり)、次はロッシーニもいいなー!とか、新国でノット&東響のロッシーニもやって欲しい!(ツイッターにも書いたけど^^;)とか、期待がどんどん膨らみます。

シューベルトはよりによってなんで一番シブイ6番なんだろう?と疑問に思っていましたが、ノットによると 「シューベルトの6番は当時流行していたイタリア音楽の影響が濃厚で、そうしたことからロッシーニと組み合わせることを思いつきました」 とのことで、すんなり納得。

予想以上に重厚なシューベルトに、ロッシーニとはまた違ったオケの響きを楽しむことができました。

アンコールの「セビリヤの理髪師」といい、ノットのロッシーニへの愛が伝わってくるようでした。

それにしても、こうしてノットという指揮者のプログラムを味わうにつけ、きっとどこかでアバドに影響されていたに違いない、という思いを強くするのは私だけでしょうか?happy01

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04 March 2018

今年の初ミューザ

関東で雪が降った時のこと(って1ヶ月以上も前の話で恐縮ですがcoldsweats01)、同僚が積もった雪で転んで骨折したと聞き、"あららー、自分も気をつけなくちゃcoldsweats02" と足元に注意しながら帰宅。ようやく家についてホッとしたのも束の間、なぜが自宅の床で足を滑らせ転倒、膝の靭帯を損傷するハメになりました。

こーゆーのを大マヌケっていうんでしょうねsad

そんなわけで、2月に予定していたスキーは諦めるしかありませんでしたが、せっかく予約したので宿には行くことにしました。今年は恒例の志賀高原ではなく蓼科へ。

翌朝はリハビリを兼ねてホテル周辺を散策しました。

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前夜に降った雪がキラキラと輝き、ひんやりとした空気も美味しく、いいリフレッシュになりました。

帰り道、中部横断自動車道(佐久南付近)からの浅間の眺め。

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絵に描いたような雲。

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なんとか普通に歩けるようになりましたが、運動不足で鈍った体が重~いpig

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今年初のミューザへ行って来ました。

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東京交響楽団 名曲全集第134回

指揮:飯守泰次郎
ピアノ:津田裕也

ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲 作品72
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」から
  夜明けとジークフリートのラインへの旅
  ジークフリートの葬送行進曲
  ブリュンヒルデの自己犠牲

(2018年2月25日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

前半のベートーヴェン、特に津田さんの気持ちの入った「皇帝」も素晴らしかったですが、やはりワーグナーは圧巻でした。
予想以上に熱い東響の演奏に私の中で眠っていた血が騒ぎ出し、体がホカホカとしてきたほど。

飯守さんのワーグナー、これからもミューザでもっと聴きたいですnote

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週末は春のような暖かさでしたねcherryblossom
今年は記録ずくめの寒い冬だったので、いつも以上に春の暖かさが待ち遠しい気がします。

三寒四温を繰り返しながら一歩ずつ近づいてくる春を楽しみに待ちましょうhappy01

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21 January 2018

アバド感謝週間

大好きな指揮者クラウディオ・アバドが旅立って4年が経ちましたclover

命日だった昨日は、お気に入りのシューマンや小気味よいハイドンなどを聴きながら来日公演のプログラムを読んだり(エピソードなども盛りだくさんでかなりの読み応え)、昔の音楽雑誌の記事や写真を懐かしく眺めたり・・・そして忘れもしないあの日のことをぼんやりと思い出していました。

2014年1月20日、私は休みをとって人間ドックを受けに行っていました。
スマホはずっと電源を切っていて、夕方帰宅してから電源を入れるとメールが何通か届いていて妙な胸騒ぎを覚えた記憶があります。

最初に開いたのはJUNじさんからのメールでした。
件名の「ゆうこさん、アバドが・・・」ですべてを悟りました。

そしてTwitterを開くと CAI の衝撃的なつぶやきが飛び込んできて、そのあとしばらくどうしていたのかはよく覚えていませんが、夜にはブログを更新していたのは我ながら驚きです。

それから数日はネットで色々と検索していたこともあり、世界中が悲しみにくれているような気持ちになりました。

あれから4年が経った今でも、自分だけでなくアバドの音楽を愛する人々の気持ちは全く色褪せていないような気がします。

もちろんファンだけでなく、マエストロと係わった演奏家たちの心の中にもしっかりと息づいている・・・それは昨秋ルツェルン管やベルリンフィルを聴いた時にも感じました。

それはきっと、ファンにとってはアバドの演奏を聴いている時間、演奏家にとってはアバドと音楽を作っている時間が、とても幸せで感動的な体験だったからなのかもしれません。

CDを聴いていても未だに嬉しい驚きがたくさんあります。
これからも未知なる感動や発見があると思うとワクワクしますheart04

NO ABBADO, NO LIFE.

ですねhappy01

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さて、2015年の夏にアバドのお墓参りで訪れてからというもの、エンガディンの山やシルスマリア周辺の美しい景色が恋しくて、ネットで現地のライブカメラを見ては思いを馳せています。

特に冬の景色が美しく、一昨年あたりから気に入ったものをスクリーンショットして保存しているのですが、360度常に回っているカメラなので "ここだ!" というタイミングがなかなか難しくて何周も見送ってようやく撮れたものもcoldsweats01

今日はその中からお気に入りの景色をお届けしたいと思います。

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天気のいい朝は青空と太陽に照らされた真っ白なシルス湖が輝いています。

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マエストロもこの雲を眺めているのかなconfident

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夕焼けもとってもきれい。

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日が沈み、シルスマリアの街に灯りが灯り始める頃も好きです。

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雪景色ばかりでは寒々としてくるので、最後に雪解けが終わったシルス湖の春をhappy01

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私のアバド感謝週間もいよいよ大詰めです。
ルツェルン管とのブルックナー交響曲第1番を聴きながらnote

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16 January 2018

今年もよろしくお願いします

久しぶりの更新ですhappy02

お正月明けの土日は箱根でのんびりspa

強羅に一昨年オープンした 「白檀」 は、欲しいもの(サービス)だけがあり、過剰なサービスは一切排除された理想の宿でした。

ロビーに案内されると、白檀の香りが静かに出迎えてくれて、ほっとした気持ちになります。

お部屋にも香炉と小さなお香が用意されていて、思わず口に入れたくなるほどのかわいらしさでした。

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一番左の四角い木が白檀です。

懐石料理も和の食材のひとつひとつに愛情が込められていて、朝食では七草粥もいただきました。

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老舗の宿も風情があって好きですが、新しく宿を作るならこれだ!という豊かな和のしつらいを感じました。

部屋付きの露天風呂からの眺めも素晴らしく、また季節を変えて癒されに行きたいものです。

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さて、昨年は家のリフォームに忙しい1年でした。

実家のリフォームが終わって一段落すると今度は自宅マンションも大改造したくなり、思い立ったが吉日とばかりにキッチン、リビング、寝室、廊下をリフォーム(最近ではリノベーションっていうのかな?)。

暑い夏は避け(職人さんも大変だしcoldsweats01)、秋から準備と計画を進めて細部に至るまで自分たちの希望の住いにとことんこだわりました。

リビング改造の一番のポイントは壁面収納でした。
当初は、だんなのCD(クラシックと洋楽ポップス)と私のCD&DVD(ほとんどがアバド)をぜ~んぶまとめて床から天井まで壁一面に見せる収納にしたかったのですが、広い豪邸ならともかく、狭い我が家でそれをやると他の物たちの収納場所がなくなってしまうので、第一希望案は儚い夢に終わりましたweep

それでも以前より充実したアバド・コーナーができ、実家よりワンランクアップさせたホーム・シアターも完備note

何とか昨年中には工事も完了し、新しい住まいで新年を迎えることができました。

リフォーム期間中はチケットを取っていたコンサートも多く、仕事~リフォーム~コンサート、と頭を切り替えるのが一苦労でしたが、どれも心に残る演奏ばかり・・・といいつつ、今確認してみたらもう忘れているプログラムもあったりしてcoldsweats02

やっぱりちゃんとブログに書き留めておかないとダメですねbearing

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そして、今年の初コンサートは、カンブルラン&読響。

指揮=シルヴァン・カンブルラン
クラリネット=イェルク・ヴィトマン

ブリテン: 歌劇「ピーター・グライムズ」から"4つの海の間奏曲"
ヴィトマン: クラリネット協奏曲「エコー=フラグメンテ」*日本初演
ブルックナー: 交響曲 第6番 イ長調 作品106

(2018年1月13日 / サントリーホール)

日本初演のクラリネット協奏曲は、作曲者本人のヴィトマンがクラリネット・ソロを演奏。
というか、他の奏者に吹けるのかー?ってくらい斬新で、楽譜は一体どうなってるんじゃ、と興味津津でした。

ピッチをモダンとバロックに分けた二つのオーケストラが響き合い、時々クラリネットやホルンが楽器を吹かずにポンポンと叩いていたり、なぜかアコーディオンがど真ん中にいたり、ギターと持ち替えのバンジョーやバンドゥリアからあまり弦の音が聞こえてこなかったり^^;、と不思議な音の空間に連れていかれた感じ。

お目当てのブル6は、管も素晴らしく、明瞭で聴き心地のいいブルックナー♪

この作曲家のいいところがぎゅっと詰まったこの曲をもっとやって欲しい、と願う半面、やっぱりブルックナーはもっと長大であって欲しい、という聴き終わったあとの複雑な葛藤がありました(笑)

少し早めのテンポだったせいもあるかな?

何はともあれ、今年の初ブルックナーがこの演奏でよかったーheart04ってくらい大満足でした。

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最後に、箱根で撮った写真をcamera

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新年早々こんな富士山が拝めるなんて、今年は幸先がそさそうwink

2018年も世界が平和でありますように。

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11 October 2017

シャイー&ルツェルン管 in ミューザ

アバドとの来日からもう11年だなんて、月日の流れは本当に早いなぁ。
ルツェルン管の来日公演、ミューザのオール・R.シュトラウス・プロを聴いてきました。

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【 出演 】
指揮: リッカルド・シャイー
管弦楽: ルツェルン祝祭管弦楽団

【 曲目 】
R.シュトラウス:
交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30
交響詩「死と変容」Op.24
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28

《アンコール》
R.シュトラウス:歌劇「サロメ」から7つのヴェールの踊り

(2017年10月8日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

アバドが2003年に結成した夢のオーケストラ、ルツェルン祝祭管。
そのオケがアバド亡きあとも新しいシェフを迎えてしっかりと受け継がれているだけでなく、こうして再び来日してくれるなんてファンとしてこれ以上の喜びはありませんweep

今回の来日は、"4年前に果たせなかった2度目の来日公演をいつか叶えて欲しい" というアバドの天からの思し召しのような気もしました。

オケのメンバーはガラッと変わっちゃってるんじゃないかな・・・とちょっぴり心配でしたが、主要メンバーのほとんどはアバド時代からこのオケを支えてくれている頼もしいプレイヤーたちでした。 もうそれだけで心が躍り出しそうにnote

そして、このスーパー・オーケストラによるR.シュトラウスが、も~超絶凄すぎましたhappy02

ツァラトゥストラ冒頭のトランペットの音色の変化にも思わずのけ反りそうになりましたが、とにかくフリードリッヒの抜群の安定感といったら感動的な素晴らしさですね。1曲目のあとでは誰よりも拍手喝采を浴びていました。

後半の「死と変容(死と浄化)」と「ティル」は、アバドが2014年にベルリンフィルとやる予定だったプログラム。
シャイーの指揮姿がアバドと重なりました。

トップ・プレイヤーたちのソロに魅せられ、弦の一体感のある厚みと表情の豊かさに思わず心の中で「おお!」と叫び、オケ全体から漂う余裕と品格(ってうまく言えない^^;)に思わずうっとり。

あー、そうだった、前にこのオケを聴いたときとまったくおんなじ感覚。忘れかけていたけど、こんな風に心を揺さぶられる感動がまだ自分の中に残っていたのか・・・そんな喜びに浸った2時間でした。

このオケを生で聴くのは2006年の来日公演(アバド)、2009年の北京公演(アバド)、2015年のルツェルン音楽祭(ハイティンク)に続いて4度目ですが、指揮者が変わった前回もそして今回も私の中ではアバドの大きな存在を感じることができました。
今のメンバーが全て変わってしまったらそれもなくなってしまうのかもしれませんが、アバドの理想とする音楽に寄り添った奏者がいる限り、私にとってルツェルン管はいつまでもスペシャルなオーケストラであり続けるのかもしれません。

シャイーとの相性も抜群と感じました。

ところで、客席を見渡してふと思いました。
ルツェルン管を聴きにくる目的って何だろう?

"もちろんシュトラウス・ファンやシャイーのファンもいるだろうけど、きっとアバドを愛する方々もこの会場に沢山いるんじゃないかな" ・・・そう思うと周囲の人たちがとても愛おしく感じられました。

拍手のタイミングや聴いている時の空気がとても心地よかったのもそのせいだったかもしれません。

私の中で半分死にかけていた細胞が一斉に生き返ったような、そんな大きなエネルギーをもらった演奏会でした。

Grazie mille, Claudioheart04

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昨日、10月10日でこんぐらは21周年を迎えましたbirthday

私にとってもこのHPにとっても、アバドがどれほどのエネルギー源になっているかをルツェルン管に改めて教えてもらった気がしますhappy01

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