19 January 2017

アバド感謝週間♪

明日、1月20日は大好きなマエストロの命日です。
あれからもう3年の月日が流れたなんて…。

あの日から大切な何かが止まったままのような気がする一方で、アバドの遺志を受け継ぐべく着実に前に進んできた人たちもいます。

オーケストラ・モーツァルトがハイティンク指揮のもとついに活動を再開ですhappy01note
Grazie mille, Maestro Haitinkheart04

1月6日は本拠地であるボローニャで、そして8日はルガーノで、ベートーヴェンのエグモント序曲とヴァイオリン協奏曲(Vn:イザベル・ファウスト)、シューマンの交響曲第3番が演奏されました。

どれもアバドに所縁のある曲ばかり。

一度は活動停止に追い込まれたオケが・・・"アバドの音" が、こうして再び蘇るなんて、本当に感無量ですweep

一人ひとりの熱く強く深い思いが集結しなければ、この日は迎えられなかったはず。
人の思いって凄いなー、と勇気をもらいました。

Claudio、懐かしいオケの響きは届きましたか?
あなたの音楽はこれからもずっと世界中のファンの心の中で響き続けます。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・

オーケストラ・モーツァルトとのモーツァルト&ハイドン(こちらのCD です ^^)を聴きながらclover

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15 January 2017

今年もよろしくお願いします

年が明けて2週間が経ち、ようやくのこのことブログ書いてますcoldsweats01

お正月は2日から1泊で老神温泉 「仙郷」 へ。
温泉街から離れた山の中腹にある一軒宿で、料理も接客サービスも素晴らしく、ゆっくりと寛げるいい宿でした。

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翌日は、吹割の滝や沼田城址公園に立ち寄りました。

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城址公園には「真田丸」の放送に先立って設置された「真田信之と妻の小松姫」の石像などもありましたが、お正月なので資料館などの施設はお休み。訪れるなら園内の花が楽しめる春以降がおすすめかもしれません。

♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪

さて、昨日は、アマチュアオケ&合唱団 Musikfreunde "燦"(ムジークフロインデ "サン")の演奏会を聴きに行って来ました。

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【 曲目 】
ベートーヴェン: 歌劇《フィデリオ》のための序曲 作品72
ベートーヴェン: 交響曲 第9番 ニ短調 作品125

指揮:川合良一

ソプラノ:椎屋 瞳
アルト:向野 由美子
テノール:髙畠 伸吾
バス:太田 直樹

 (2017年1月14日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

以前から大変お世話になっているpocknさんご夫妻が第九を歌われるとのことで、ご招待いただいてからというものとっても楽しみにしていた演奏会です。

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チラシとチケットのデザインがとっても素敵happy01scissors
こーゆーのって大切ですよね!

記念すべき第1回演奏会がミューザというのも何だか嬉しくてheart04

全席自由ということで、できるだけ良い席を確保しようと並んだお客さんの列は開場時にはミューザの建物の入り口付近まで伸びていました。1階席と2階席はあっという間に埋まり、私たちはお気に入りの3階前列の席へ。
3階席もセンター寄りは後ろの方までほぼ埋まっていたと思います。

演奏は素晴らしく(若干早めのテンポは私好み^^)、ただでさえ難しいベートーヴェン、しかも第九をここまで仕上げるには相当の練習が必要だったのではないかと・・・アマチュアであることもすっかり忘れてしまうほどの演奏に惜しみない拍手喝采が続きました。

心が洗われるような合唱にも感動。

音楽を愛する者同士が集い、この1回の演奏会にかける意気込みを感じるだけでうるうるしてしまうのでしたweep

ちょうど先週末から身の引き締まるような冬らしさが戻ってきて、第九を聴くにはピッタリ。

しかも、年明けに心を新たにして聴く第九もなかなかオツであるという発見もありました。

pocknさん、素晴らしい第九をありがとうございましたnote

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今年の目標は、"仕事を頑張る"。(今更かい!って笑われそうですが^^;
お客様にもっともっと喜んでもらえるような接客を心がけたいなー、と。

そして、世界の平和を祈りつつ、自分にできることをしっかりきっちりとやっていく。
シンプルですが、今の気持ちはこんな感じです。

2017年が皆さんにとって素敵な1年になりますようにshine

今年もよろしくお願いしますhappy01

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17 December 2016

ノット&東響の「コジ」

今年の観納め&聴き納めにこれ以上はないっ!ってくらいの素晴らしい演奏と最高に楽しい舞台でしたhappy01

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【 曲目 】
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」
全2幕・イタリア語・演奏会形式・日本語字幕付

【 出演 】

指揮&ハンマーフリューゲル: ジョナサン・ノット(東京交響楽団音楽監督)
舞台監修&ドン・アルフォンソ: サー・トーマス・アレン
フィオルディリージ: ヴィクトリヤ・カミンスカイテ
ドラベッラ: マイテ・ボーモン
デスピーナ: ヴァレンティナ・ファルカス
フェルランド: アレック・シュレイダー
グリエルモ: マルクス・ウェルバ

合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京交響楽団

公演の1週間ほど前、ミューザから "フェルランド役が ショーン・マゼイからアレック・シュレイダーに変更" とのお知らせ(メール)がきました。
そして当日、今度は "フィオルディリージ役が ミア・パーションからヴィクトリヤ・カミンスカイテに変更" とのこと。

こんな直前になって6人の歌手のうち2人が変更だなんて、大丈夫なのか~?coldsweats02

ところが、そんなピンチが逆に功を奏したのか、歌に演技にどこをとっても息がピッタリの歌手陣たちのお陰で、観ているほうは楽しい舞台に釘付けのあっという間の3時間でした。

演奏会形式なので、もちろんオケはステージの上。

ステージ前方に置かれた4つの椅子と小さなテーブルを自然かつ巧みに使いながら、歌手たちはステージ上の空いている空間を最大限に利用して表現豊かに演じたり走ったりと、すっかり演奏会形式だということを忘れている瞬間もありました(笑)

今回はレチタティーヴォもカットなしの完全ノーカット版。
知らなかったけどカットなしの上演ってかなり珍しいんだそうです。

ノットは指揮のほかにハンマーフリューゲルも担当。

この人は一体いつ休んでるのかしら?

ノットに今回のまとめ役を依頼された大ベテランのトーマス・アレン氏は、セリフがなくても舞台のどこかで若者たちのドタバタを見守るような演技が多く、それがとても自然でありながら存在感があり、聴衆はそんなドン・アルフォンソと一緒になって時にクスクスと笑いながら楽しんでいたような気がします。

まさに舞台と客席が一体となったコジですが、歌手たちの素晴らしさなくしては語れません。
二重唱から六重唱まで、どこをとっても完璧なアンサンブルを聴かせてくれました。
急遽代役が決まったヴィクトリヤ・カミンスカイテが歌うフィオルディリージのアリアには、最も多くのブラボーが飛びました。
まるでモデルのようなデスピーナちゃんも素敵でしたheart01

新国立劇場合唱団の皆さん(16名)も歌声はもちろん、登場するたびに楽しそうな演技が光っていたのが印象的。

チケット代が今回の何倍もする某有名歌劇場の来日公演で観た大がかりなセットを配したコジよりもこのスッキリとした演奏会形式のほうがずっと楽しめたなぁcoldsweats01

昨年9月のモーツァルト・マチネがノットの任期延長のきっかけだとしたら、きっとあのマチネを振っていたノットの頭の中にはこの日の舞台が既に描かれていたのかもしれませんね。
思うに、ノットという人は指揮者というよりアイディア溢れるプロデューサーという気がします。

最後に、チラシに掲載されていたノットの言葉がとても素敵だったのでメモっておきたいと思います。

「オペラの上演は、いつも特別なことです。費用もかかるし、なかなかできることではありません。でも、特別なことをする理由があります。川崎とザルツブルクは姉妹都市だし、モーツァルトはザルツブルクの出身。そのスペシャルなことを、オペラでお祝いしたいのです」。

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ノットはダ・ポンテ3部作をシリーズで上演する予定とのこと。
「フィガロの結婚」 と 「ドン・ジョヴァンニ」 もどんな風に楽しませてくれるのか、今からワックワクですhappy02

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09 December 2016

ヤンソンス&バイエルン放送響 と ノット&東響

師走を迎えたと思ったらあっという間に1週間が経ち・・・、このままいくと新しい年も駆け足でやってきそうです。
ハロウィンが終わった途端にクリスマス音楽があちこちから流れてくるのは毎年のこと。でも今年はいつも以上にそんな気分にはなれず、12月になっても クリスマス~!とか 年末~!って気分がちっともしません。 それは自分が年をとったからなのか、それとも世間一般的にそうなのか・・・といいつつ忘年会という名の飲み会だけはちゃっかりやってますけどねcoldsweats01

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最近の演奏会メモです。

マリス・ヤンソンス指揮
バイエルン放送交響楽団

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【曲目】
  ハイドン:交響曲第100番「軍隊」
  R.シュトラウス:アルプス交響曲

(2016年11月26日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

ミューザにヤンソンスが来る時は欠かさず聴いてきました。
コンセルトヘボウと3回、そしてバイエルン放送響とは今回で4度目です。

そして、私の中では今回が今までミューザで聴いたマリスのベストだったかもしれませんhappy01

前半のハイドンはとても品のある艶やかな演奏。
優雅で心地良い気分に浸っていると、4楽章の途中で客席の照明がわずかに明るくなりました。

"あれ?まだ曲は終わってないのに照明さんたら間違えちゃったのかしら?coldsweats02"

と心配していたら、突然客席の前方に4名の軍隊パレード が行進しながらやってきました。
大太鼓、シンバル、トライアングル、 シェレンバウム(隊旗に鈴がついたようなもの)の順番で練り歩くかわいいパレードに思わず笑顔がほころび、演奏が終わると粋な演出に盛大な拍手が沸きました。
ミューザはステージが低いので、こういったホールの一体感が感じられるような楽しいアイディアは大歓迎で~すheart02

後半のアルプス交響曲は、風格のある壮大なスケールのアルプスがすぐそこに迫ってくるようなダイナミックな演奏。情景が浮かぶというよりは自分が山に登っているような気持ちになり、自然の厳かさ、懐の深さ、神々しさを身をもって体感しているような迫力や息づかいがありました。
管も弦も素晴らしすぎて言うことなし。
ヤンソンス&バイエルンという大きな山に完全に圧倒された感じです。
こんなにも味わい深いアルプス交響曲を生で聴けてよかった・・・最後は祈りを捧げたくなりました。

指揮台を降りたヤンソンスはかなり疲労困憊のご様子でしたが、山から下りてきたような晴れやかな表情で拍手喝采に応えてくれました。

マエストロ、次回もミューザでお待ちしていますwink

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翌週はノット&東響の川崎定期へ。

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指揮:ジョナサン・ノット
チェロ:ヨハネス・モーザー

【曲目】
 ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」第1幕への前奏曲
 デュティーユ:チェロ協奏曲「遙かなる遠い国へ」
 シューマン:交響曲 第2番 ハ長調 作品61

(2016年12月4日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

ソリストのモーザーは1曲目から舞台前方にスタンバイ。
ワーグナーからデュティーユは続けて演奏するのかー、と思っていたらモーザーは「トリスタン」から演奏に参加。ガシガシ弾いていました。

トリスタンはゆったりめのテンポ。
できることならやっぱり「愛の死」も聴きたかったよーぅsign01

デュティーユは今年生誕100年。
でも亡くなったのが2013年・・・ってことは97歳まで生きたんですね。すごいなー!
なかなか聴く機会のない作曲家なので楽しみにしていたのですが、これといった掴みどころのないままなんとなーく聴いてしまいました。すみませんsweat01

5楽章はシロフォンとマリンバをかけもちしていたパーカッションの女性から目が離せず。

モーザーのアンコールはバッハの無伴奏チェロ組曲第4番からサラバンド。
重々しくならないどころか何の力みもなく軽やかに弾いていたのが驚きでした!

そして後半のシューマン。
このコンビなら素晴らしい演奏になるはず、という確信はありましたが、予想をはるかに上回る珠玉の名演shine
テンポ感も抜群でした。
うーん、個人的に東響はやっぱりブラームスよりシューマンですね。

ノットにはこれからもシューマンをどんどん取り上げて欲しいです!

大好きな「ファウストからの情景」も是非聴いてみたいけど、これはアバドのライヴ(2002年/ザルツブルク)を大切に胸にしまったまま墓場まで持って行きたいので、できればその他の曲でhappy01

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そんなこんなで今年の演奏会も予定ではあと1回。
楽しい聴き納めとなりますように♪

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10 November 2016

こんぐらのURLが変わりました

今日はお知らせですhouse

ニフティの @homepage(アット・ホームページ)サービスが終了するため、ホームページのURLが下記の通り変更となりました。

旧URL:http://homepage3.nifty.com/congrazia/

新URL:http://congrazia.music.coocan.jp/

con graziaのトップページにリンクを張って下さっている管理人の皆様、またブックマークなどに登録して下さっている皆様には、お手数でもURLの変更をお願い致します。

現在トップページの表示が一部昔のままになっていますが、修正に向けて確認中ですcoldsweats02
どうぞご了承下さい。

これからもよろしくお願いしますhappy01

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16 October 2016

ノット&東響 名曲全集

1996年に開設した当ホームページも10月10日で20周年を迎えましたbirthday

ワイワイ、パチパチ、ドーンドーンshine(←花火^^;)

といっても、ほぼ毎日更新している方々のサイトに比べたら、こちらは気がつけば20年の月日が経っていたというだけにすぎませんcoldsweats01

20年といえば人間なら成人、つまり一人前の大人になるわけですが、いつまでたっても大人の文章はおろか、子供の絵日記にさえも及ばない自分の表現力はいかがなものかと。

そんな恥を承知の上でミーハー精神だけで今までやってこられたのも、Claudio Abbadoという指揮者がいかに魅力的であったか、これに尽きる気がしますlovely

アバドとの出会いに私の心がどれだけ突き動かされたか・・・、1994年の来日公演の映像を見るたびにあの時の衝撃が蘇り、そしてまた新たな衝撃を受けています。

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今でも、いつまでも、です。

アバドファンの大先輩方やクラシック愛好家の皆さんとの素敵な出会いに心から感謝していますheart01

次は25周年を目指しま~すhappy01rock

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・

さて、先週末はノット&東響の名曲全集を聴いてきました。

武満徹:弦楽のためのレクイエム
ドビュッシー:海
ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68

(2016年10月8日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

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今月後半からスタートする東響交響楽団70周年記念ヨーロッパ公演でも演奏されるプログラムです。
この日のコンマスは水谷さん、そのお隣にはニキティンさん。

今年は武満さんの没後20年。
数ある武満作品の中でも東響初演の「弦楽のためのレクイエム」をしっかりと押さえるノットはさすがです。

美しい弦に酔いしれたあとは、情景がまざまざと浮かぶような「海」。
このオケの素晴らしさが余すことなく発揮された実に鮮やかで洗練された演奏でした。
佐藤さんのトランペットが聴けたのも嬉しいheart01
圧倒的なクライマックスにノット&東響の新たな時代を感じました。

後半のブラームス。
2楽章は、聴くだけでうっとりするような荒さんのオーボエ、そしてクラやヴァイオリンのソロも絶品!
ヨーロッパ公演で東響の若きソリスト達の素晴らしさを紹介するにはもってこいかもしれませんね。

東響のブラームスって個人的にはピンとこないものがありましたが、やはりノットの手にかかるとグイグイと引きつけられてあっという間に終わってしまいました。
聴き終ったあとは "力強く熱いのにドライ!" という印象で、アバド&ウィーンフィルのブラ1を思わせるような部分もありました。

きっとヨーロッパ公演では、さらに進化したブラームスを披露してくれることでしょう。

アンコールはノットが得意とするリゲティ。ルーマニア協奏曲から第4楽章。
民族的な香り漂う舞曲風の展開に水谷さんのヴァイオリンソロが光りました。

ノット&東響が築き上げてきたものがあちこちに散りばめられ、最高のおもてなしを受けたような気持ちになった演奏会でしたwink

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29 September 2016

八ヶ岳の室内楽とスダーン&TSO「ファウストの劫罰」

久しぶりの更新です。

慌ただしい2か月でしたが、仕事にも復帰し、日常の生活に戻りつつあります。

在宅介護、喪主・・・とにかく慣れないことばかりで毎日が必死でした。

在宅介護を決意したものの、一人っ子の私は不安でいっぱいでしたが、ケアマネージャーさんをはじめ本当に沢山の方々がチーム一丸となって私を支えて下さり、どれだけ心強かったことか。

"ここまで親身になって下さる方がいるなんて・・・私も弱音を吐いてばかりいないで頑張らなきゃ!" と人生観が大きく変わった経験でした。

父を実家で看取ることができたのもこうした多くの方々のご協力があってこそです。

素晴らしいお仕事をされている皆さんに心から感謝していますclover

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美味しいワインが飲みたいとか、生の音楽が聴きたいとか、そんな気持ちが芽生える余裕などない日々が続きましたが、父の四十九日が終わるとようやくほっと一息つくことができ、以前から予定していた「八ヶ岳チェンバーミュージック・コレクション」を聴きに行くことにしました。

自然に囲まれた八ヶ岳高原音楽堂は、休憩時間に外の風にあたりに行くのも楽しみのひとつ。ところが、この日は "何もここまで降らなくてもー!crying" と言いたくなるほどの土砂降りでしたraintyphoon

でも、音楽堂の中に入るとそこは暖かい木のぬくもりに包まれています。

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予約していた八ヶ岳チェンバーミュージック・コレクション2日目の第2回と第3回を楽しみました。

2日目 第2回 「フルート&ヴィオラ&ハープ トリオ」

高木綾子(フルート)
鈴木康浩(ヴィオラ)
吉野直子(ハープ)

A.オネゲル:小組曲
A.バックス:三重奏曲「悲歌」
B.ブリテン:ラクリメ 作品48
C.ドビュッシー:「夢」
C.ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ

↑おー、作曲家の頭文字のアルファベットがABC順に並んでる~!(こんなことに感動してる私って^^;

2日目 第3回 「室内オーケストラ」

八ヶ岳祝祭室内オーケストラ (ハープ独奏:吉野直子)
コンサートマスター:鈴木理恵子(ヴァイオリン)

ヘンデル:ハープ協奏曲
ヘンデル:水上の音楽

(2016年9月18日 / 八ヶ岳高原音楽堂)

フルート、ヴィオラ&ハープという組み合わせを生で聴くのは初めてです。
美しい高木さんと吉野さんが間近で見られて幸せ~(*^^*)

目の前で奏でられる音楽を聴いているうちに、自分らしさが戻っていくような感覚になりました。
ドビュッシーの「フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ」が聴けたのは嬉しいな♪

後半はヘンデル2曲。
吉野直子さんが奏でるハープ協奏曲は美しさのあまり感動が止まらず・・・weep
弦をつまびく柔らかい音色が心を優しさで少しずつ満たしてくれるようでした。

2年前に聴いたBCJのブランデンブルクといい、八ヶ岳高原音楽堂にいると演奏者も観客もとても自然でリラックスしている印象を受けます。きっと高原の空気が余計な力を抜いてくれるのでしょうね。

翌朝は小雨の降る中、高原ロッジ周辺を散策。

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音楽と自然に癒された二日間でしたconfident

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その翌週はスダーン&東響の川崎定期を聴いてきました。

東京交響楽団 川崎定期演奏会第57回

【 出演 】
指揮:ユベール・スダーン
ファウスト(テノール):マイケル・スパイアーズ
メフィストフェレス(バス):ミハイル・ペトレンコ
ブランデル(バス):北川辰彦
マルグリート(メゾ・ソプラノ):ソフィー・コッシュ
児童合唱:東京少年少女合唱隊
混声合唱:東響コーラス

【 曲目 】
ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」作品24
(コンサート形式/字幕付)

(2016年9月25日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

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久しぶりにミューザのステージに登場したスダーンには歓迎の大きな拍手が。

歌手はステージ上の雛段の一番うしろ。合唱はP席に並びました。

「ファウストの劫罰」を聴くのは初めてでしたが、ベルリオーズがゲーテの「ファウスト」にいかに惚れ込んだかが、次から次へと紡ぎだされる多彩な音から伝わってくるようでした。

仕事きっちりのスダーンならではの演奏。
東響のベルリオーズ、いいですね~♪

ファウスト役のスパイアーズは素晴らしいテノール。抜群の歌声を聴かせてくれました。
「今活躍中のテノールの中で、いちばん多くファウスト役を歌っているのではないか」と本人も語るだけあって、すべて暗譜でこの役に対する自信がうかがえました。

メフィストフェレスを歌ったペトレンコも、後半から登場したマルグリート役のコッシュも、スパイアーズに劣らぬ歌いっぷりで、コンサート形式ではもったいなーい!と思ったほど。

もちろん、東響コーラスもいつもながらの安定感。

ファウストの劫罰、個人的には幻想よりも好きかも。

盛大な拍手はいつまでも続き、私も久しぶりに手のひらが真っ赤になりました。

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来シーズンの東響も魅力的なプログラムばかり。
(ついにノットのブル5が聴ける!)

楽しみな演奏会があるって幸せなことですよねhappy01

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24 July 2016

スラットキン&リヨン管 と ノット&東響 2016夏!

しばらく仕事を休んで、父のサポートに専念することにしました。
(まだ "介護" というほどではないので生活をする上でのサポートという感じです)

今まで細々とでも仕事を続けることにこだわってきましたが、いざ休職を決意したら気持ちがスッキリ!(理解して下さった店長に感謝ですheart01)
よーしrock と気合いを入れたものの、元気な人と一緒にいるのと違って何かとストレスがたまるんですよね。実家泊まりも多いので好きなワインも今までのようには飲めません。自由な時間も少し減りました。

そんな中でも何とかチケットを取って楽しみにしていた演奏会だけは状況が許す限り行きたいなー、と思っています。

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そんなわけで最近聴いた演奏会から簡単な感想を。

スラットキン&フランス国立リヨン管

ブラームス:悲劇的序曲 op.81
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 op.26
      (Vn: ルノー・カプソン)

ラヴェル:スペイン狂詩曲
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」第2組曲

(2016年6月28日 / 東京文化会館)

高校時代の友人(Mちゃん)に誘われて、初スラットキンさんを楽しんできました。
ニコニコとステージに現れるだけで、こちらも思わずほころんでしまうような魅力溢れる指揮者ですねhappy01

思いがけず行くことになった演奏会で何よりも嬉しかったのは、ルノー・カプソンのヴァイオリンが間近で聴けたこと。
アバドが率いるマーラー・ユーゲント管のコンマスを務めていた名手です。
(ちなみに弟のゴーティエ・カプソンもマーラーユーゲントやECユースオケでチェロを弾いていたと記憶しています)

自分は1階席で聴くことはまずないのですが、Mちゃんはステージに近い1階席が好きらしく、お陰でカプソンの音色はもちろん表情や息づかいを感じながら圧倒されるばかりでした。
美しく情感たっぷりに歌うアダージョも情熱的な3楽章も完璧に仕上げていきます。
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アンコールは、オケの伴奏でタイスの瞑想曲。
もううっとり~confident

後半はラヴェル。
ほどよい軽さと切れの良さが何とも心地よい。
あー、やっぱりフランスのオケで聴く生ラヴェルよいのーぅ♪

スラットキンさんのおちゃめなアンコール紹介のあと、オッフェンバックの「ホフマンの舟歌」とスラットキン編曲の「ツイスト・カンカン」(アメリカ風)。
ハートが喜ぶ素敵な演奏会でした。

Mちゃんありがとうwink

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・

そして今月は約3か月ぶりのノット&東響の演奏会が二つ。

まずは待ちわびていたブルックナーの8番です。

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東京交響楽団 第642回 定期演奏会

【 曲目 】
ブルックナー:交響曲 第8番 ハ短調(ノヴァーク版第2稿)

指揮:ジョナサン・ノット

(2016年7月16日 / サントリーホール)

以前聴いた3番、7番はノットのチャレンジ精神が伝わってくるような期待以上の演奏だったので、もちろん今回もワクワク感をマックスにして臨みました。

いやー、これは何と言ったらいいのか・・・曲が終わった直後は感動というより驚きや感嘆で息ができませんでした。

ピンと張りつめた緊張感と極めて高い水準の集中力が最後まで少しも緩むことなく、4楽章のオケからはまったくヘタレも感じない。
微妙なテンポの切り替え、ノットの要求に完璧に応えるオケ。
す、凄すぎる、東響・・・coldsweats02

アダージョはめくるめく美しさを堪能。
ふとマーラーを思わせる部分もありました。

4楽章のボントロもよかったなーhappy02
最後は思わずワーグナーのオペラの世界に入り込んでいくような気持ちになりましたが、ワーグナーに近づきながらも譲らないのがブルックナーだぜ、ふふふ、などと浸っていたら、最速の(?) "ミレド!" で演奏が終わりました。

拍手喝采ブラボーも飛び交い、オケがはけても鳴り止まない拍手にノットはステージに呼び戻されていました。
(なかなか "一般参賀" という言葉が使えない私coldsweats01

ノットらしい知的なアプローチによる端正なブルックナー。
次は是非5番をミューザでお願いしますsign01

naopingさん、IANISさんとのアフターも楽しかったー。
ありがとうございましたwink

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・

そして、いよいよ今年も開幕した フェスタサマーミューザ2016♪

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今年はいよいよ音楽監督3年目のノットがサマーミューザ初登場ということで、オープニングコンサートを聴いてきました。

東京交響楽団オープニングコンサート

【 曲目 】
ヴィラ=ロボス:ニューヨーク・スカイライン・メロディ
アイヴズ:ニューイングランドの3つの場所

ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

指揮:ジョナサン・ノット

(2016年7月23日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

前半はノットの得意とする現代音楽。
ニューヨーク・スカイライン・メロディは、ヴィラ=ロボスがニューヨークの高層ビルが建ち並ぶ街並みを実際に方眼用紙に描き、それを五線譜に写してメロディーにした作品だそうです。3分ほどの曲なので、ノットは一旦指揮棒を下ろしただけですぐにアイヴズへと繋げていきました。

「ニューイングランドの3つの場所」をこんな風に生で聴けるチャンスがくるとは思っていませんでしたが、俗っぽいバンド音楽もハチャメチャな不協和音もスーッと入ってきて妙に楽しめてしまったのは不思議です。

「田園」は、クリアで濁りがなくどこまでも澄みわたった演奏。
昨シーズンの5番もそうですが、ノットにとってベートーヴェンはマーラーやブルックナーとはまた違った意味でのワクワクするような挑戦なんだなー、と。それが伝わってくるような気がしました。

木管のトップを飾る女性陣たちの活躍もいつもながら・・・いやそれ以上に素晴らしいものがありましたheart01

終楽章の最後の部分でなぜかニューイングランドの3つの場所の1曲目がふわっと頭に浮かんできました。
もしや、これはノットマジックなのかっhappy02

熱い拍手喝采の中、オープニングコンサートは終了。

風景や場所が絡んだ今回のプログラムですが、ノットによると今回のテーマは “よろこび=歓喜” であり、よろこびはみんなで分かち合おうということから “みんなで一緒に” をテーマとしていたようです。

いつも燕尾服姿のノットも、今回はスーツ姿での指揮でした。

サントリーのブルックナーも今回の演奏会もマイクが入っていましたが、今後CDが発売される予定はあるのでしょうか?

アフターは、シャルドネのフリザンテ(微発泡)Cieloを楽しみました(イタリア/ヴェネト州)。
冷やすほどに美味しく、優しい泡がフェスタの幕開けにピッタリでしたwink

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26 June 2016

感謝の日 2016

マエストロがご健在だったら今日は83歳を祝うお誕生日birthday
私にとっては感謝の日ですheart01

日曜日だったので家の仕事はちゃっちゃと済ませて、朝からルツェルン管とのマーラーやブルックナーを鑑賞しました。

今日以外の日に聴くのと、"今日(6/26に)聴く" のとでは明らかに何かが違うんですよねhappy01

マラ5(2004年)はアバドもオケも絶好調でアバドは終始にこやか。
尊敬、信頼・・・お互いのそんな気持ちが固い絆で結ばれてこんなにも素晴らしい演奏が生まれるのだなと、改めて思いました。

ブレンデルとの慈しみ深いベートーヴェンとブル7のDVDもお気に入りのひとつ。

こうしてルツェルン管の映像を次から次へと見ていたらふと思い出したことがありました。

かつてアバドがルツェルン管を紹介するにあたって語っていた言葉です。

オーケストラの演奏家たちが、どれほど多くの喜びをもって演奏しているかを見て欲しい。コンサートに来られた皆さんは、相互に信頼し合い、相互に音を聴き合うことから出来上がったこのオーケストラの無類の姿をきっと目の当たりにすることでしょう。この「相互に」ということが大切な点であって、それはオーケストラと私についても、またオーケストラのメンバー同士についても当てはまるのです。
(2006年:来日直前のインタビューより)

たとえライブでなくとも、こうして残されている映像からマエストロが言わんとしていたことがはっきりと伝わってきます。
今だからこそより明確に伝わってくる気もします。

"アバドの夢" として結成されたスーパー・オーケストラ "新・ルツェルン祝祭管弦楽団" がひとつの時代を築き上げ、アバドを失った今でも存続していることは素晴らしいこと。だって、そこには常にアバドがいるのですから。

アバドの音が受け継がれているオケといえばもうひとつ・・・
これからモーツァルト管とのブランデンブルクを聴きますnote

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16 June 2016

ネゼ=セガン&フィラデルフィア管

日曜日は、ん十年前に卒業した女子高の吹奏楽部の定期演奏会へnote
クラシックステージ、ポピュラーステージのほかに、私たちの頃にはなかったドリルステージや小洒落た寸劇(?)、舞の演技などもあり、それはもう盛りだくさんで感心するばかりでした。ひとつの演奏会にかける情熱のすごさが伝わってきて、自分たちの時と重ね合わせて思わずウルウルする場面もあったりweep

今回は第50回という節目の演奏会でもあったので、仲良しだった同期の仲間たちも集まり思い出話に花を咲かせました。
後輩たちと会えたのも嬉しかった~happy01
「せんぱーい!せんぱーい!」って、あー、どうして後輩ってこんなにかわいいんでしょうねhappy02heart01
よく考えたら彼女たちももう50なのに(笑)

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さらに1週間遡って、先々週は ネゼ=セガン&フィラデルフィア管 を聴きに行って来ました。

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指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
ヴァイオリン:五嶋龍
管弦楽:フィラデルフィア管弦楽団

【 曲目 】
シベリウス: 交響詩「フィンランディア」 op.26
プロコフィエフ: ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 op.19
リムスキー=コルサコフ: シェエラザード op.35

(2016年6月4日 / ミューザ川崎シンフォニーホール)

折しも、来日中に 「2020年からNYのメトロポリタン歌劇場の音楽監督就任決定!/フィラデルフィア管の音楽監督も2026年まで延長!」 という華々しいニュースで注目を浴びたネゼ=セガン。

そんな発表があった直後の演奏会だったので、"きっと素晴らしい演奏会になるだろう" という期待はありましたが、壮大でドラマティックなフィラデルフィア管のシェエラザードに完全にノックアウトされちまいました。

いやー、このオケのサウンドは本当に色彩豊かで魅惑的。それでありながらとってもピュア。木管の響きもよく抜けてなんと気持ちがいいこと♪

フィラデルフィア管の十八番である上に、ネゼ=セガンの優れたオペラ指揮者としての才能が曲の隅々まで行き渡るシェエラザード。名手たちのソロの受け渡しも鮮やかで、次から次へと移り変わってゆく感動を楽しみました。
メンデルスゾーンを思わせる美しさも、感動的なフィナーレも、ミューザならではの響きを堪能できたのは嬉しいですwink

もちろん、フィンランディアもプロコのヴァイオリン協奏曲もよかったですよ!
五嶋龍は、時折見せる笑みが自信と貫禄を物語っているようでした。

シェエラザードのあとのアンコールはグラズノフの「四季」op.67bから「秋」小さなアダージョ。しっとりと美しく、そしてやはりドラマティックな演奏でした。

ネゼ=セガンは、以前METのライブビューイングで見た時より体も引き締まった気がします。
巧みなタクトさばきにあの屈託のない笑顔。今最も魅力的な指揮者の一人ですねhappy01

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アフターのワインもアメリカでheart01

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ストーンバーンのメルロー、安定した味わいの中にも果実と樽の香りが心地よく広がり、コスパ抜群の赤でしたwinehappy01

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